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地元中学生が職場体験 地域農業を学ぶ JAあいち豊田猿投営農センター

2022.11.09

 JAあいち豊田猿投営農センターは将来の進路選択の1つとしてもらうため、11月8日と9日、豊田市立猿投中学校の2年生4人の職場体験を受け入れました。
 これは、社会の一員としての自覚を高めることや、キャリア教育の一環で自分の将来を深く考える機会にすることを目的にした「職場体験学習」です。農業に興味のある4人が集まり、農業に関われる職場を探して同センターを希望し、実現しました。
 生徒らは、2日間でカントリーエレベーターやほっとコーナー(生産資材購買施設)、選果場で仕事を体験。選果場では、出荷ピークの梨「愛宕」にフルーツキャップを被せ、シールを貼り、箱に詰めるまでの出荷準備作業をしました。大きな梨を重そうに持ちながらも一つひとつ慎重に行いました。生徒の1人は「思ったより工程が多くて驚いた。営農の裏側を知ることができて楽しかった」と話しました。また、座学では同センターの仕事内容を説明した後、2日間通して生徒からの質問を受け付けました。体験内容から米や梨について、「最高ランクの梨は毎年どのくらいできるのか」などの質問に対し、センター長が丁寧に回答しました。前田真美センター長は「次世代を担う子たちが農業に携わることにより、食の大切さを通じて地域農業の理解が深まればうれしい」と話しました。
 同センターは、今後も地元の児童や生徒らの施設見学や職場体験の受け入れを積極的に行い、地域農業への理解促進に貢献できるよう活動していきます。

 

写真=梨「愛宕」を箱に詰める豊田市立猿投中学校生徒