豊田市松平志賀町にあるＪＡあいち豊田グリーンセンター松平店は１１月１１日、同店内に三河湾の漁港から直送した鮮魚を販売するコーナー「松平漁港」をオープンし、にぎわいをみせました。
　これは、以前からＪＡのグリーンセンター藤岡店で定期的に行っていた「項明水産」による鮮魚の販売を、常時設置してほしいという組合員の強い要望により実現したものです。新鮮な地元農産物に加え、水産物も充実させることで集客を図り来店者数を増やすことを目的に、より魅力のある店舗を目指して設置しました。
　この日は、９時からの開店でカレイやクルマエビ、ホウボウ、ワタリガニなど新鮮な魚介類がそろいました。切り身や刺身のほか、活魚も置き、その場でスタッフが切り身にさばいて販売しました。また、魚に詳しい同水産のスタッフが調理方法やおすすめの料理を教えるなど、来店者からの多くの質問に答えていました。来店した１人は「新鮮な魚が手に入ると思わなかったのでうれしい」と話していました。ＪＡグリーン課の土方進一課長は「新鮮で初めて見る魚も多くあると思うので、店員に聞きながら楽しんでお買い物をしてほしい」と話していました。
　同店は、新鮮な野菜や果物、米を販売するほか、野菜や花の苗なども販売し、連日多くの地元住民が訪れています。今後は鮮魚販売を生かして、農産物の購入がより進むよう相乗効果を図るとともに、さらなる地域密着を目指します。

写真＝新鮮な魚を吟味して選ぶ来店客ら