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若手農家の育成図る 研修生が組合長に報告 豊田市農ライフ創生センター「桃・梨専門コース」

2022.12.14

 JAあいち豊田と豊田市が共同運営する豊田市農ライフ創生センターは12月14日、豊田市西町にあるJAあいち豊田本店で、同センターの「桃・梨専門コース」を受講する研修生の研修状況を報告しました。
 同コースは、2019年に新設され、今年で4年目を迎えました。1年目に愛知県立農業大学校に通いながら里親農家での実践研修を行い、2年目は自己管理ほ場(約20アール)での実践栽培研修を行います。2年間の研修で、新規就農者の独立自営を目指します。
 この日は、3、4期研修生3人と研修生を受け入れる里親農家ら合わせて7人が、JAの石川尚人代表理事組合長を訪問し、日ごろの研修内容を報告しました。現在自己管理ほ場で栽培をしている研修生は「教えてもらったことを大切にして、来期の収穫に向けて慎重に進めている。収穫を楽しみに頑張りたい」と話し、里親農家は「農家として30年以上の経験と知識を教えたい。2年の研修期間に限らず、これからもサポートしていきたい」と話していました。石川組合長は「里親農家から学びながら、楽しんで取り組んでほしい」と話しました。
 同JAは、県内有数の桃・梨の産地を維持していくため、同市や桃・梨農家と協力し、担い手の育成に取り組んでいます。同センターでは、12月23日まで来年度の研修生を募集しています。

 

 

 

写真=JA石川組合長(左)に抱負を話す研修生ら