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無病息災を願って 松平特産「春の七草」出荷

2023.01.04

 豊田市松平志賀町にあるJAあいち豊田松平営農センターは1月3日と4日の2日間、1年間の無病息災と長寿延命を願う春の七草の出荷作業を行い、約25,000パックを出荷しました。3日から出荷が始まり、豊田・名古屋・岡崎の市場などを通じて「松平の七草粥セット」としてスーパーなど店頭に並びます。
 今年は12月の急激な冷え込みで生育が遅れるなど心配されましたが、部会員の丁寧な栽培管理で品質は良好に仕上がっています。七草の産地にふさわしいボリュームのある春の七草になりました。
 この日は、春の七草を食べると良いとされる正月7日の朝にあわせて、6日の店頭に並ぶよう、JA職員やアルバイト合わせて各日約40人が出荷作業をしました。同JAセリ・七草部会の部会員が持ち込んだ七草を、ベルトコンベアーを使い手作業で丁寧にパック詰めを行いました。同JA松平営農センターの鈴木秀樹センター長は「今年の七草も部会員の努力で品質の高い仕上がりになっている。無病息災を祈って、ぜひ多くの人に食べてもらいたい」と話していました。
 同部会は、5戸の農家が合わせて約1ヘクタールで栽培。同市松平地区はセリの販売が盛んなことを契機に1984年から「春の七草」を始め、ボリュームがあり7品目のバランスが良いと好評です。七草パックのほかに地元産米「ミネアサヒ」と合わせた「七草がゆセット」(1セット1,650円<送料・消費税込>)の予約を昨年末に受付け、約700セットを発送しました。

 

 

写真=丁寧にパック詰めするアルバイトら