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病害虫の徹底した防除で品質向上を目指す 梨栽培講習会 みよし市果樹組合梨部

2023.01.30

 みよし市果樹組合梨部は1月30日、みよし市三好町にあるJAあいち豊田グリーンステーション三好で梨栽培講習会を開きました。3月から病害虫が発生しやすくなるため、毎年この時期に防除法などの説明をし、梨のさらなる品質向上に努めています。
 この日は、同部員や愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員、JA職員ら合わせて11人が参加し、来年度の栽培で注意する事項を中心にJA職員らが説明。カメムシの発生について、JA営農指導課都築孝太郎指導員が説明し、「2023年度は少ない予測だが、県農業総合試験場で調べている越冬量の結果を参考にしながら、引き続き気をつけてほしい」と呼び掛けました。また、赤星病やハダニの発生を同農業改良普及課の山本三鶴主任が説明し、同地区は市街地であることから赤星病の発生がよく見られる特徴があるとした上で、「赤星病とハダニは初期防除が重要。発生していないかよく観察し、初めの段階で止められるよう適宜防除をしてほしい」と話しました。ほかにも同農業改良普及課がすすめる薬剤の紹介をし、同部員は熱心に聴いていました。
 同部は、13人の農家が所属し8.6ヘクタールの畑で4品種の梨を栽培。今年度は合わせて37886ケース(1ケース約5キロ)を「みよしの梨」として出荷しました。また、同市で栽培する果実の総称を「甘みよし」として、産地のブランド化にも力を入れています。

 

 

写真=説明を聴く部員