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農家の課題を職員が改善 14チームが1年間の研究成果を発表

2023.03.03

 JAあいち豊田アグリアドバイザー協議会(AAC)は3月3日、豊田市西町の同JA本店で第24回AAC研究発表大会を開きました。同大会は、JA営農担当職員が農家所得の向上につながる活動や、農家やJAの課題を解消するための研究を発表するものです。14チーム20人が参加し、1年間の研究成果を発表しました。
 この日は、各チームがプレゼンテーション資料を使い、持ち時間10分で取り組み内容を発表。経済担当常務と営農生活部の部課長の合わせて7人が、テーマの着眼点や研究の完成度・持続性などを基準に審査しました。発表内容は、資材価格の高騰を受け生産コストの低減に向けた低価格肥料の実証実験のほか、農作業省力化への農業機械の提案やJA内の物流改善など多岐に渡りました。審査の結果、JA営農指導課の都築孝太郎さんが発表した「みよし施設園芸支援センターの新たな取組み~産直事業の活性化に向けて~」が最優秀賞を受賞しました。都築さんは、JAが運営する同センターの新たな活用法をテーマに、今年度から導入した産直会員向けの施設園芸短期研修の成果を販売実績なども踏まえて発表しました。協議会事務局の宇野達也営農指導課長は「発表にあった課題解決の手法は、他部署でも参考になります。今後も組合員の期待に応え農家所得の向上に努めていきたい」と話していました。
 発表の様子はビデオカメラで撮影し、各事業所のパソコンで閲覧できるようにします。情報を共有し、事業に活用していく予定です。

 

 

写真=1年間の研究成果を発表する営農生活部職員