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新規就農を目指して33人が入講 農ライフ創生センター開講式

2023.03.03

 JAあいち豊田と豊田市が共同運営する「豊田市農ライフ創生センター」は3月3日、豊田市四郷町の研修施設で開講式を開きました。同センターは、本格的に農業を学ぶコースと楽しみながら農に触れるコースがあり、合わせて33人が入講しました。
 同センターは、定年退職者などを新たな農業の担い手として育成し、「生きがい型農業」の実践を支援することで、遊休農地の活用と高年齢者の生きがいづくりを目的としています。今年は、2年間で本格的に農業を学ぶ「担い手づくりコース」20期生に22人、農業を楽しみたい人が1年間学べる「生きがいづくりコース」5期生に9人、果樹農家として独立自営を2年間で目指す「桃・梨専門コース」5期生に2人が入講。市内4カ所の研修所で、平坦地や中山間地の地域に合った農業を学んでいきます。入講した1人は「卒業後、ナスの安定した栽培と出荷ができるように栽培技術の習得を目指したい」と真剣な表情で話していました。同JA石川尚人代表理事組合長は「農業にはうまくいかないこともあるが、当センターで農業の楽しみを感じてもらい、充実した農ライフを過ごしてほしい」と激励しました。
 同センターは、2004年4月に開講して以来、700人以上が研修を修了し、同JA生産部会には300人以上が加入。修了生の8割以上が就農し、地域農業を支えています。

 

 

写真=あいさつする石川組合長