ニューストピックス

今年のスイカ栽培始まる 6月出荷に向けて調整 JAあいち豊田猿投西瓜部会

2023.03.20

 JAあいち豊田猿投西瓜部会は3月20日、スイカのほ場巡回指導会を開きました。JA営農指導員らが部会員の畑を巡回し、生育を確認しながら今後の栽培管理を話し合いました。県下でも出荷時期が早い同部会は、2月下旬からビニールトンネルを使ったスイカ栽培を開始。3月以降は気温変化が激しいため、適切な温度管理を呼びかけました。
 同部会では販売価格を少しでも有利にするため、市場に出回るスイカが比較的少ない6月上旬の出荷開始を目指し、まだ寒いこの時期から栽培を始めます。
 この日は、部会員のほ場7カ所をまわり、定植直後のスイカの状態を確認。愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の資料をもとに、今後の管理を部会員と話し合いました。また、二重にビニールを被覆している部会員の畑では、トンネル内の温度が上がり過ぎてツルが伸びすぎないよう、換気や液肥でこまめに調整するように呼びかけました。同JAの山岡勝宏営農指導員は「生育はおおむね順調。今後、花が咲く時期になるので、株の状態や温度管理などを特に注意してほしい」と話していました。今後は、スイカの交配が始まる4月中旬にほ場巡回を行う予定です。
 昨年は、8人の部会員が合わせて約7.2ヘクタールでスイカを栽培。品種「祭りばやし777(スリーセブン)」を中心に、名古屋市や豊田市の市場へ約357トンを出荷しました。

 

 

 

写真=生育状況やトンネル内の温度を確認するJA営農指導員ら