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スイカの栽培順調/ほ場巡回でトンネル内の温度管理を呼びかける

2023.04.17

 JAあいち豊田猿投西瓜部会は4月17日、今年3回目のスイカのほ場巡回指導会を開きました。JA営農アドバイザーらが部会員のスイカ畑をまわり、生育の状況を確認し指導に当たりました。今年は4月にかけて気温の上昇や降水量など天候の影響が心配されていましたが、順調に生育しています。
 同部会は市場に出回るスイカが比較的少ない6月初旬の出荷を狙い、ビニールトンネルを使って2月下旬から栽培を始めます。
 この日は、部会員のほ場を7カ所まわり、スイカのツルや葉の状態を見て生育状況の確認をしました。交配時期になるため、良質な花を咲かせるための生育管理や、天候を見ながらトンネル内の温度管理を徹底し、受粉に良い環境をつくるように呼びかけました。JA猿投営農センターの青木雄三主幹は「昨年は4月に遅霜が発生した。今年も天候に十分注意してトンネル内の環境を整えてほしい」と話しました。部会員の1人は「今後の摘果作業ではより良い実を残せるよう、慎重に吟味し進めていきたい」と話しました。
 猿投西瓜部会は8人の部会員が合わせて約7.2㌶で品種「祭りばやし777」などを栽培。今後は5月末に出荷目ぞろえ会、6月初旬から出荷の予定です。昨年は名古屋市や豊田市の市場へ約357トンを出荷しました。

 

写真=JA営農アドバイザーらと今後の栽培方法を話し合う部会員