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若手部会員へナス栽培をつなぐ/定植講習会/JAあいち豊田なす部会

2023.04.25

 JAあいち豊田なす部会は4月25日、豊田市御幸町にあるなす部会員のほ場でナスの定植講習会を開きました。これは、部会に加入して1、2年目の若手部会員に向けて、ベテランの部会員が指導をします。実際に定植しながら若手部会員らは作業のポイントを確認しました。
 この日は、部会員のほか愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員やJA職員など合わせて21人が参加しました。実技講習では、ベテラン部会員の川上健児さんが定植や支柱立て、誘引の手順やポイントを説明しながら、実際にやって見せました。若手部会員も一人ずつ実践しました。また、あると便利な道具など、ベテラン部会員ならではのアドバイスもありました。その後、農業改良普及課の職員が資料をもとに、動画を見ながら栽培の流れを説明し、アブラムシ類の防除を農薬でしっかり防除するようにと呼びかけました。農業改良普及課の森本杏子主任は「4月の寒暖差で苗に影響が出る可能性がある。こまめに様子を確認し、苗を慣れさせてほしい」と話しました。今後は、ほ場巡回を経て、6月中旬から出荷を開始する予定です。
 現在、なす部会は44人の農家が2.82ヘクタールでナスを栽培しています。出荷するナス「筑陽」はボリュームがあり消費者や市場からも好評で、豊田市の学校給食にも使われています。

 

 

写真=アドバイスを受けてナスの定植をする若手部会員