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園児が茶摘みを体験/豊田市のお茶どころで開催/豊田市茶業組合

2023.04.27

 豊田市茶業組合は4月27日、豊田市豊栄町にある豊田市茶業組合員のいしかわ製茶工場で新茶の手もみ講習会を開き、豊田市茶業組合員をはじめ県や市、JAあいち豊田の関係者らが参加しました。組合では30年以上もの間、手もみによる製茶技術の向上と伝統技術の継承、食の大切さを学ぶ茶育を目的にこの講習会を開いています。
 豊田市は、全国・関西・県の品評会で優秀な成績を上げる優良な茶産地で、抹茶の原料となる「てん茶」を主に栽培しています。また、緑茶の中でもうまみ、香りが特に優れ、高級な部類に分けられる「かぶせ茶」の産地としても有名です。一部「煎茶」も作り「とよた茶」ブランドとして市民にも親しまれています。
 この日は、JAあいち豊田中根金良代表理事専務や豊田市の太田稔彦市長らが、茶畑近くの同市渡刈こども園の年長児37人と一緒に豊田市茶業組合の籔押通之さんの畑で茶摘み体験に参加しました。園児たちを見送った後、若手組合員からコツを教わりながら茶作りの原点となる手もみ製法を体験しました。
 豊田市茶業組合の石川龍樹副組合長は「暖かい日が続いたので通年より4、5日早く芽が出ている。作業が遅れないよう組合員一同協力していきたい」と話していました。
 豊田市茶業組合は、主に豊栄町・住吉町・吉原町など23戸の農家で構成し茶を栽培しています。若手組合員も多く、力を合わせ優良茶の製造や安全・安心な茶作りに努めています。

 

 

写真=新芽の茶摘みを楽しむJA中根代表理事専務と園児ら