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丁寧な現地指導で疑問を解決/イチジク栽培指導会/JAあいち豊田いちじく部会

2023.05.17

 JAあいち豊田いちじく部会は、1、2年目の新部会員を対象に栽培指導会を年4回開いています。イチジクは苗木を定植してから2年目の夏が初めての出荷になります。JAは、部会員の熟練度に応じた栽培管理を手厚くサポートすることで、さらなる生産拡大を目指しています。
 5月15日は、JA営農アドバイザーと豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員らが、1、2年目の部会員のほ場など計4カ所を巡回しました。3月に定植した苗の葉色や茎の伸びなど生育状況を確認し、この時期に行う芽かき作業のポイントを中心に指導しました。ほかにも誘引や支柱の立て方の指導や、肥料やマルチなどの資材について説明した後、部会員からの質問に細かく回答しました。豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の鈴木暁子技師は「生育は問題なく順調。これから気温が高くなるので、暑い日が続くときはかん水するなど対策をしてほしい」と話しました。次回の栽培指導会では6月上旬に誘引作業を指導し、その後2回の巡回を経て、8月のお盆前に出荷が始まる予定です。
 いちじく部会は45人の農家が6.5ヘクタールで品種「桝井ドーフィン」「サマーレッド」を栽培しています。昨年は71トンを出荷し、今年も同量を目指します。

 

写真=栽培方法を熱心に聞く部会員