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品質の良い桃を安定的に生産/桃の桃の摘果講習会/JAあいち豊田桃部会

2023.05.22

 JAあいち豊田桃部会は5月18日、豊田市舞木町にあるJAあいち豊田桃部会の永田豊明部会長のほ場で摘果講習会を開き、部会員や愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員、JA職員など約30人が参加しました。この日は、摘果作業を農業改良普及課の山本三鶴主任が注意点などを説明し、JAあいち豊田の斎藤哲男専門技術員が実演しながら説明しました。
 この講習会は、開花後20日ごろから始まる段階的な摘果と今後の管理を学ぶもので、毎年この時期に開いています。作業は余分な果実を取り、玉ぞろいや肥大、糖度など、品質が優れた果実を生産するために行います。
 今年は3月の昼間の気温が高かったため、例年より早く開花を迎えました。結実は平年並みでおおむね良好です。農業改良普及課の山本主任は「昼間の気温が高かったことにより、病害虫の発生が前進傾向で進んでいる。防除の適期を逃さず実施しましょう」と話しました。
 JAあいち豊田桃部会は49戸の農家が55.1ヘクタールで9品種の桃を栽培し、昨年の出荷量は498.9トンで、今年は500トンを目標に名古屋市・豊田市・岡崎市・静岡県浜松市などの市場に出荷します。6月の早生品種「ちよひめ」を皮切りに、中心品種「白鳳」を経て9月の「ゴールデンピーチ」まで出荷は続きます。

 

 

写真=摘果講習を受ける部会員