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高齢者の疑似体験/サポートの強化図る

2023.05.23

 JAあいち豊田の子会社で葬祭事業を行う株式会社JAあいち豊田サービスは5月19日、豊田市足助町にあるやすらぎホール足助で高齢者疑似体験会を開きました。これは、高齢者への対応が多い葬祭担当者にとって、どのようなサービスや対応が必要かを学ぶことが目的です。
 この日は、葬祭担当者と社会福祉法人豊田市社会福祉協議会の担当者ら14人が参加しました。社会福祉法人豊田市社会福祉協議会が日頃行う福祉活動の説明を受けた後、視野が狭く白くくもった専用のゴーグルと、難聴の体験ができるイヤーマフなどを装着して、封筒を開けて文章を読む体験をしました。
 疑似体験を指導した社会福祉法人豊田市社会福祉協議会共生推進課の稲吉龍太郎さんは「不便は不幸ということではない。声かけをして、その人に必要な支援をサポートしてほしい」と話しました。また、株式会社JAあいち豊田サービスやすらぎ課の林義之課長は「高齢者とかかわることが多いので、体験した内容を今後の業務に役立てたい」と話しました。
 株式会社JAあいち豊田サービスは他にも、豊田市ささえあいネット~高齢者見守りほっとライン~説明研修会や、豊田市消防本部予防課指導の防災・通報訓練などの社内研修を行っています。今後も、研修などを通じて組合員や地域住民へのサポート強化を図っていきます。

 

 

写真=高齢者の疑似体験をする葬祭担当者ら