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さなげのスイカ出荷スタート/大玉で甘さ十分/JAあいち豊田猿投西瓜部会

2023.06.08
 JAあいち豊田猿投西瓜部会は、スイカ産地の豊田市猿投地区で6月7日からスイカの出荷を始めました。今年は、昼夜の気温差が大きく栽培管理が難しい年であったが、5月は日照時間も増え、平年並みの出荷開始となりました。出来は大玉傾向で十分な甘みがあり上々。7月中旬までに約336トンを出荷する見込みです。
 出荷2日目の6月8日に部会員がJA猿投営農センターに持ち込んだスイカは約1000玉。サイズごとに選別し、手で軽く叩き、響く音で異常がないか確認後、箱に詰めて市場へ出荷します。検品のためカットしたスイカは糖度12.0度。糖度が11度を超えると甘いといわれる中、甘さも十分です。猿投西瓜部会の鈴木晴道部会長は「例年より大玉で甘いスイカに仕上がっている。蒸し暑い日にはぜひ冷やしたさなげのスイカを食べてほしい」と話しました。
 猿投西瓜部会で栽培する主力のスイカは「祭りばやし777(スリーセブン)」。食べた瞬間のシャリ感と高糖度で消費者に人気が高いです。猿投西瓜部会が出荷するスイカは、愛知県内のスーパーや15日から営業するJA選果場の直売所に並ぶ予定です。また、JAあいち豊田ネットショップ「MEKIKI」でも取り扱います。
猿投西瓜部会では、市場に出回るスイカが比較的少ない6月上旬の出荷開始をねらい、まだ寒い2月下旬からビニールトンネルを使って栽培を始めます。8戸の農家が御船町・上原町・亀首町を中心に、猿投地域の約7㌶の畑でスイカを栽培します。
 
 
 
写真=収穫した「さなげのスイカ」をトラックに積み込む部会員