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とよたの桃出荷始まる/「ちよひめ」目ぞろえ会/JAあいち豊田桃部会

2023.06.10

 県下有数の桃産地、豊田市猿投地区で桃の収穫が始まりました。JAあいち豊田桃部会は、6月13日から早生品種「ちよひめ」の集荷を始め15日には出荷が始まります。今年は花の開花時期に晴れ間が続いたこともあり、例年に比べ生育はかなり順調です。病害虫も少なく、豊作が見込めます。
 6月10日には、豊田市四郷町にあるJA選果場で桃の早生品種「ちよひめ」の目ぞろえ会を開きました。この日は、桃部会員をはじめJAあいち経済連や市場関係者、JA職員など合わせて21人が参加しました。市場関係者が他産地の果物出荷状況を説明した後、部会員が持ち寄った桃のサンプルで形状や熟度などの出荷規格を確認しました。桃部会の永田豊明部会長は「品質の良い桃を出荷できるように、出荷規格をしっかりと確認してほしい」と話しました。
 選果場に集められた「ちよひめ」は、傷がないかなどを人の手で直接確認した後、光センサーを使い糖度などを調べ、大きさごとに箱に入れて出荷します。桃部会は49戸の農家が55.1ヘクタールで9品種の桃を栽培しています。名古屋市・豊田市・岡崎市・静岡県浜松市などの市場に出荷します。今回の「ちよひめ」を皮切りに、7月の中心品種「白鳳」を経て晩生品種「ゴールデンピーチ」が終わる9月中旬まで460トンの出荷を目指しています。

 

 

写真=桃の出荷規格を確認する部会員ら