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上々の出来/「日川白鳳」出荷始まる/JAあいち豊田桃部会

2023.06.21

 JAあいち豊田桃部会は6月21日、早生の中心品種の桃「日川白鳳」の出荷を始めました。今年は花が咲く時期に程よく晴れが続き、霜もなく例年に比べて生育はかなり順調です。病害虫も少なく、糖度や着色ともに品質の良い桃に仕上がっています。今年は、460トンの出荷を見込んでいます。
 この日は豊田市舞木町にある桃部会の永田豊明部会長の畑でも収穫作業が行われた。一つずつ丁寧に、形や大きさ、熟度などを確認しながら手作業で収穫しました。永田さんは「今年は例年より糖度の高い桃が多い。消費者が笑顔になるよう一生懸命作ったので、たくさん食べてほしい」と話しました。
 収穫された桃は、JA選果場に運ばれ、光センサーを用い、「糖度」「熟度」「着色」などにより選別され、甘みのあるおいしい「とよたの桃」として豊田市公設地方卸売市場をはじめ、名古屋や岡崎、浜松などの市場へ出荷されます。また、JAのネットショップ「MEKIKI」でも取り扱います。
 桃部会は、49戸の農家が合わせて55.1ヘクタールで9品種の桃を栽培。「ちよひめ」から始まった出荷作業は、7月上旬の中心品種「白鳳」、7月下旬の「川中島白桃」を経て、「ゴールデンピーチ」などの晩生品種が終わる9月まで順次出荷されます。

 

 

写真=桃を収穫する永田部会長