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発芽率向上を目指して試行錯誤/ヤマゴボウは種講習会/JAあいち豊田山ごぼう部会

2023.07.11

 JAあいち豊田山ごぼう部会は7月11日、豊田市上原町のJA猿投営農センター横にあるほ場では種講習会を開きました。8月から9月にかけて始まるは種前に、ほ場の準備作業や注意事項を確認することが目的です。ヤマゴボウは発芽率が他の作物より低く、初期の管理が栽培を大きく左右します。昨年発芽率が低かった部会員の原因を探り、ベテラン部会員やJA職員がアドバイスし、確実な作業で生産力を上げ、農家所得の向上を目指します。
 この日は、部会員やJA職員あわせて8人が参加しました。ベテランの部会員が実際に道具を使いながら、は種前に行ううね均平作業やは種機の使い方、は種後の鎮圧作業など一連の流れを説明しました。部会員らは機械の動きを確認し、今後の栽培工程を熱心に話し合いました。山ごぼう部会の近藤基和部会長は「ヤマゴボウは、は種前後の管理が一番重要。昨年より良いものを出荷できるよう情報共有し、栽培に活かしてほしい」と話しました。今後は、ほ場巡回をしながら11月上旬の目ぞろえ会を経て出荷が始まり12月まで続く予定です。
 JA山ごぼう部会は、合わせて30人の農家が、豊田市の平坦地から中山間地の63アールで栽培しています。漬物用として人気があり、需要は高いです。昨年は約3.4トンを出荷し、今年も同量の出荷を目指します。

 

 

写真=は種機の使い方を確認する部会員ら