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味も見た目も高品質な桃が出そろう/白鳳品評会で梅村釼二さんが金賞受賞/豊田市農産物ブランド化推進協議会

2023.07.13

 豊田市農産物ブランド化推進協議会は7月13日、豊田市広路町にあるイオンスタイル豊田で豊田市農林畜産物品評会「桃の部」を開きました。JAあいち豊田桃部会が、出荷のピークを迎える主力の桃「白鳳」を3玉(1玉330グラム~360グラム)1点とし、全20点を出品。糖度14.8度の桃が出品されるなど、外観・内容とも良い桃が出そろいました。厳正な審査の結果、豊田市乙部町の梅村釼二さんが金賞に輝きました。
 品評会は生産者の生産技術や品質の向上を目的に開いたものです。一般消費者が多く訪れるイオンスタイル豊田で行うことで、地元農産物を知ってもらうきっかけを作ります。また、品評会会場の隣に、とよたの桃の販売コーナーを大きく設け、今回受賞した桃を展示し、とよたの桃の品質を来店者にPRしました。
 この日は、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員や市場関係者、イオンスタイル豊田店店長の4人が、外観や糖度、食味など全6項目を各10点満点で審査しました。結果、銀賞には豊田市舞木町の加藤明彦さん、銅賞には豊田市乙部町の那須一徳さん、店長賞には豊田市本徳町の山田正義さん、消費者賞には乙部町の川上浩司さんが受賞しました。審査した石川博己店長は「どれも甘くおいしい桃がそろっていた。地元産の桃を購入する人が多いため店内の売り場を広く設けている。もっととよたの桃を盛り上げていきたい」と話しました。農業改良普及課の山本三鶴主任は「見た目も良く糖度ものった出来の良い桃が多くそろった。品種を変えながら9月まで続くとよたの桃を多くの人に食べてほしい」と話しました。出品された桃は、豊田市高町にある障害者支援施設光の家に寄付されます。
 桃部会は49戸の農家が55.1ヘクタールで9品種の桃を栽培。名古屋市・豊田市・岡崎市・静岡県浜松市などの市場に今年は各品種合わせて460トンを出荷する予定です。

 

 

 

 

 

写真=厳正に審査する審査員ら