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とよたの梨の出荷開始/みずみずしい梨を味わって/JAあいち豊 田梨部会

2023.07.19

 県内有数の梨の産地豊田市で、JAあいち豊田梨部会が早生品種の梨「愛甘水」「あけみず」の出荷を7月19日から始めました。今年は開花期前後から天候に恵まれ、定期的な降雨もあり、今年もみずみずしい梨に仕上がっています。
 7月19日には、部会員の須田隆則さんの豊田市福受町にある120アールの畑でも梨「あけみず」の収穫作業が行われた。生育状況や着色具合、形などを見ながら、美味しい梨を消費者に届けるため丁寧に作業しました。「あけみず」はやわらかい果肉でみずみずしく、あっさりとした味が特徴です。須田さんは「他県からも人気のとよたの梨。暑い日には冷蔵庫で冷やしてから食べるとおいしいのでぜひ食べてほしい」と話しました。
 収穫した梨は、コンテナに詰め福受町の集荷場に集められた後、豊田市四郷町にあるJA選果場に運ばれ、非破壊式の光センサーを使い、「糖度」「熟度」「着色」などで選別され「とよたの梨」のブランド名でスーパーなどの店頭に並びます。市場での評価も高く、同市や名古屋市の市場を中心に、岡崎市や浜松市にも出荷されます。
 梨部会は猿投地区、上郷地区の生産者42人が所属し、合わせて25.3ヘクタールで梨を栽培。今年は400トンの出荷を見込んでいます。今後は8月上旬の主力品種の「幸水」や9月の「あきづき」、11月のジャンボ梨「愛宕」など8品種を栽培し、12月中旬まで出荷が続く予定です。

 

 

 

 

写真=一つずつ丁寧に梨を収穫する須田さん