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良質な稲武高原ブランドの菊を消費者に/小菊目ぞろえ会/稲武高原花き部会

2023.07.20

 豊田市稲武地区で花木を栽培する稲武高原花き部会は7月20日、JAあいち豊田稲武営農センター集出荷場で、盆や秋の彼岸で人気の高い小菊の目ぞろえ会を開きました。今年は6月20日から出荷を始めました。部会では8月の出荷ピークに向けて出荷量が大きく増えてくるこの時期に目ぞろえ会となっています。
 この日は小菊を育てる部会員や愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員、JA合わせて11人が参加。部会員が持ち寄った小菊を見ながら、咲き具合の確認や箱詰め方法を確認しました。目ぞろえ会後半には、農業改良普及課職員から注意が必要な病害虫の防除方法などを確認しました。部会の鈴木真孝部会長は「今年は昼間の気温が高く管理が大変だったが無事に出荷を迎えている。稲武高原の菊ブランドを信用して買ってもらいたい」と話しました。
 稲武地区は標高500メートルに位置し、昼夜の気温差が大きいため小菊の色は鮮やかです。日持ちが良いと人気があり、稲武高原のブランドとして定着しています。稲武高原花き部会は7人が約120㌃で小菊を栽培しています。箱に敷き詰められた小菊は、8月上旬の盆前には1日約300ケースをトラックに積みます。今年は昨年の出荷量約3300ケースで、今年は3600ケースの出荷を目指します。

 

 

写真=小菊の出荷規格を確認する部会員ら