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主力品種の梨「幸水」始まる/食味の仕上がり良好/JAあいち豊田梨部会

2023.07.21

 JAあいち豊田梨部会は7月21日、豊田市四郷町にあるJA選果場で梨「幸水」の目ぞろえ会を開きました。「幸水」は酸味が少なく甘みがあり、果汁がたっぷりのシャリ感が楽しめる人気の品種です。今年は受粉シーズンの天候に恵まれ、その後も好天と適度な降雨があったことから高品質な仕上りとなりました。荷受けは22日から始める予定です。
 この日は、部会員をはじめ、市場関係者やJA愛知経済連、JA職員らが参加。市場情勢や他産地の果物の情報を共有した後、部会員が持ち寄ったサンプルの梨を手に取って着色度合いや糖度、熟度、出荷規格などを確認しました。全体的に熟度が進んでいるものが多い傾向にあるため、早めに収穫するよう部会員に呼びかけました。部会の梅村和也部会長は「主力品種の幸水。出荷規格をしっかり確認してほしい」と話しました。
 収穫した梨は、コンテナに詰めJA選果場に運ばれ、非破壊式の光センサーを使い、「糖度」「熟度」「着色」などで選別されます。「とよたの梨」のブランド名でスーパーなどの店頭に並びます。市場での評価も高く、豊田市や名古屋市の市場を中心に、岡崎市や浜松市にも出荷されます。
 梨部会は猿投地区、上郷地区の生産者42人が所属し、合わせて25.3ヘクタールで梨を栽培しています。今年は400トンの出荷を見込んでいます。   今後は9月の「あきづき」、11月のジャンボ梨「愛宕」など12月中旬まで出荷が続く予定です。

 

 

 

写真=梨の出荷規格を確認する部会員ら