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高品質な小菊がズラリ/稲武の小菊品評会

2023.08.04

 JAあいち豊田稲武高原花き部会は8月4日、豊田市武節町にあるJA稲武営農センターで小菊品評会を開きました。白・黄・赤色の小菊合わせて20点が出品され、最高順位のあいち豊田農業協同組合長賞には、豊田市小田木町の林利元さんが栽培した白色小菊の品種「ころく」が輝きました。
 この品評会は、栽培技術の改善と品質の向上を目指して農家の経営安定につなげることを目的に、出荷最盛期を迎えるこの時期に毎年開いています。
 審査は、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課とJA職員ら5人が担当しました。出荷規格に準じて花のボリュームや病害虫・サビの有無、フォーメーションなどを中心に審査し、合わせて7点の入賞を決めました。農業改良普及課の河村治代主任専門員は「今年の天候は、雨が少なく花のボリュームがでにくい年であったが、その中でもしっかりと高品質な小菊がそろった」と評価しました。出品された小菊は10日まで稲武営農センターに展示して、農家に小菊栽培を呼びかけ生産拡大につなげていきます。
 稲武高原花き部会は8人の部会員のうち7人が合わせて約120アールで小菊を栽培。今年は、約3600ケース(1ケース100本)の出荷を見込んでいます。部会がある地域は、標高が高く寒暖差があり夜温が低いため、小菊が色鮮やかで日持ちが良いのが特徴です。稲武高原のブランドとして定着していて市場からの評価も高いです。

 

 

写真=つぼみの開き具合や病害虫、ボリュームなどを見る審査員