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酷暑の中でも秀品率向上を目指す/高温対策勉強会/JAあいち豊田なす部会

2023.08.08

 JAあいち豊田なす部会は8月8日、豊田市西町にあるJA本店でナス高温対策勉強会を開きました。これは、高温が原因で着果不良や根が傷むなど生育に影響が出たため、対策を教えてほしいという部会員の要望で開いたものです。部会員23人をはじめ、JAあいち経済連、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員、JA職員ら合わせて35人が参加しました。
 この日は、同農業改良普及課の森本杏子主任が高温対策を説明。高温に耐えられる株づくりや株に無理をさせない管理、地温を抑える方法などを話しました。また、今後発生が心配される病害虫の防除を徹底するように呼びかけました。その後、肥料メーカーの片倉コープアグリ株式会社販売課の加藤学上席課長補佐がナスの生育に必要な成分を紹介し、社で販売するおすすめの肥料を説明しました。なす部会の杉本善紀部会長は、「体調管理に気をつけながら、今回の勉強会の内容を参考にナスの秀品率を上げ、部会を盛り上げていきたい」と話しました。
 なす部会は44戸の農家が2.82ヘクタールでナス「筑陽」を栽培しています。6月中旬から管内の地域ごとに出荷が始まり、約5カ月にわたる長期間で145トンの出荷を予定しています。出荷するナス「筑陽」はボリュームがあり消費者や市場からも好評で、豊田市内の学校給食にも使われています。

 

 

 

写真=森本主任の話を熱心に聞く部会員ら