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果汁たっぷり「豊水」スタート/梨「豊水」目ぞろえ会/JAあいち豊田梨部会

2023.08.17

 JAあいち豊田梨部会は8月17日、豊田市四郷町にあるJA選果場で梨「豊水」の目ぞろえ会を開きます。「豊水」は果汁がたっぷりで、果肉が柔らかく甘さとほどよい酸味が特徴の人気品種。今年は雨量があったため玉伸びも良く、甘みも十分にある梨に仕上がっています。19日から収穫を始め、42.5トンの出荷を見込んでいます。
 この日は、梨部会員をはじめ、市場関係者やJA愛知経済連、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課、JA職員らが参加しました。市場情勢や他産地の果物の情報を共有した後、部会員が持ち寄ったサンプルの梨を手に取って着色度合いや糖度、熟度、出荷規格などを確認しました。部会の梅村和也部会長は「しっかり目をそろえて出荷してほしい」と呼びかけました。
 豊田市は県内有数の梨の産地で、収穫した梨はJA選果場に運ばれ、非破壊式の光センサーを使い、「糖度」「熟度」「着色」などで選別されます。「とよたの梨」のブランド名でスーパーなどの店頭に並びます。市場での評価も高く、豊田市や名古屋市の市場を中心に、岡崎市や浜松市にも出荷されます。またJAのネットショップ「MEKIKI」でも販売する予定です。
 梨部会は42戸の農家が25.3ヘクタールで梨を栽培しています。今年は400トンを、豊田市をはじめ名古屋市や岡崎市、浜松市などの市場に「とよたの梨」として出荷する予定です。今後は主力品種の梨「あきづき」やジャンボ梨「愛宕」など、12月上旬まで出荷が続く予定です。

 

 

 

写真=出荷規格をしっかり確認する部会員ら