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地元小学生が「とよたの桃」を学ぶ

2023.08.28

 JAあいち豊田の石川尚人代表理事組合長が会長を務める豊田市農産物ブランド化推進協議会は8月28日、地元農産物への理解を深めてもらおうと、「地産地食冒険隊~とよたの桃編」を開きました。3年目を迎え、公募した小学4年から6年の親子が参加しました。人気の農業体験とあって、昨年の4組から参加枠を増設して8組23人が体験して、豊田市の特産品「とよたの桃」が桃畑からスーパーに出荷されるまでを学びました。
 この日は、亀首町にある亀首町児童館でJA園芸農産課の砂川国大主査から、桃がどのように栽培され、収穫・出荷して食卓に届くかを学んだ後、桃部会に所属する農家のほ場3カ所に分かれて現在出荷している桃「ゴールデンピーチ」の収穫とコンテナ詰めを体験しました。
 舞木町のほ場で桃を育てる桃部会の永田豊明部会長のほ場では、3組の親子が桃の収穫を体験しました。参加した子どもは「桃がお店に届くまでの間、農家やJAがどのような仕事をしているかを知ることができた。直接、畑で桃のもぎとり体験をして、収穫の大変さが分かった」と話しました。永田部会長は「収穫体験を機に、これまで以上に地域の農業に興味を持ってもらえたら嬉しい」と話しました。
 豊田市は県下有数の桃の産地です。桃部会は「とよたの桃」として出荷し、地域内外多くの消費者に人気を得ています。豊田市農産物ブランド化推進協議会は、行政や同A、豊田市商工会議所など各種団体で構成され、豊田市産農林水産物の消費拡大と地産地食を図り、豊田市の農林水産業振興を目的にさまざまなイベントや活動を実施しています。このイベントは今後も続けていく予定です。

 

 

写真=桃のもぎ取り体験をする参加者