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松平特産の七草/今年も高品質目指して/JAあいち豊田セリ・七草部会

2023.08.30

 JAあいち豊田セリ・七草部会は8月30日、豊田市松平志賀町にあるJA松平営農センターで春の七草の栽培研修会を開きました。来年正月の出荷に向け、9月から順次始まるは種前の土づくりやほ場の排水対策など今後の管理を学びました。
 この日は、セリ・七草部会員とJA営農職員、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員ら8人が参加しました。毎年、品質の高い七草を栽培するために行っている土壌診断の結果や、今年から変更する肥料の説明、今年度の出荷予定量などを話し合いました。セリ・七草部会の安藤源部会長は「七草の栽培がこれから始まる。部会員と協力して取り組みたい」と話しました。農業改良普及課の小竹博之専門員は「は種前の土づくりが大切。必要な成分を過不足なく与えられるよう施肥してほしい」と話していました。今後は10月に栽培状況の確認をし、12月に目ぞろえ会を予定しています。
 1年間の無病息災を祈って正月7日に食べる「春の七草」は豊田市松平地域の特産品です。セリ・七草部会4戸の農家が合わせて約1ヘクタールで栽培しています。ボリュームがあり、「セリ」「ナズナ」「オギョウ」「ハコベラ」「ホトケノザ」「スズナ」「スズシロ」の7品目のバランスが良いと消費者からの人気が高です。昨年度は26441パックを出荷し、今年も同量の出荷を予定しています。また、七草パックのほかに地元産米「ミネアサヒ」と合わせた「七草がゆ米付きセット」も販売し、今年はJAネットショップ「MEKIKI」でも取り扱う予定です。

 

 

写真=資料をもとに栽培管理について学ぶ部会員