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最高糖度18.9度/自慢のイチジク出そろう/豊田市農産物ブラ ンド化推進協議会

2023.09.15

 JAあいち豊田と豊田市などで組織する豊田市農産物ブランド化推進協議会は9月15日、豊田市広路町にあるイオンスタイル豊田で豊田市農林畜産物品評会「いちじくの部」を開きました。JAいちじく部会の部会員がイチジク「桝井ドーフィン」を全20点出品し、中には最高糖度が18.9度と甘みもあり、外観の良いイチジクが出そろいました。審査の結果、豊田市和会町の鶴田猛士さんが金賞に輝きました。
 この品評会は生産者がお互いに競いながら品質・生産向上を目指し、より良いものを消費者に提供するとともに地元農産物のPRと消費拡大を目的に開いています。愛知県豊田加茂農林水産事務所の職員や市場関係者など合わせて4人が審査員を務め、上位3点とイオンスタイル豊田店長が店長賞を選出しました。色、形、そろい、病虫害や傷の有無などの項目を審査した結果、銀賞に豊田市和会町の岩崎澄雄さんが、銅賞に名古屋市熱田区夜寒町の樋江井守さんが、店長賞に豊田市百々町の今井靖さんがそれぞれ輝きました。また、消費者の投票で決まる消費者賞には豊田市西田町の佐藤竹志さんが選ばれました。審査員を務めた農業改良普及課の鈴木暁子技師は「今年は生育期間中の大雨で影響が心配されたが、生育は順調に進み、出品された果実は着色に優れ、傷も少なくそろいの良いものだった。これは生産者の丹念な栽培努力がうかがえる」と話していました。出品されたイチジクは豊田市高町にあるライフサポートむもんに寄付しました。
いちじく部会は45人が所属し、合わせて6.5ヘクタールで品種「桝井ドーフィン」「サマーレッド」を露地栽培しています。11月上旬ごろまで「西三河のいちじく」として共同出荷しています。

 

 

写真=イチジクを丁寧に審査する審査員ら