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豊田のジャンボ梨「愛宕」/出荷始まる/JAあいち豊田梨部会

2023.10.31

 JAあいち豊田梨部会は10月31日、豊田市四郷町にあるJA選果場で晩生品種の梨「愛宕」の目ぞろえ会を開きました。大きさや着色など非常によい出来に仕上がっています。11月4日から荷受けを始める予定です。
 この日は、梨部会員をはじめ市場関係者や愛知県豊田加茂農林水産事務所職員、JA職員ら合わせて約30人が参加し、出荷規格の統一を図りました。部会員が持ち込んだサンプルを参考に、着色や熟度、外観など話し合い出荷規格を統一しました。梨部会の梅村和也部会長は「梨部会シーズン最後の梨の出荷が始まる。消費者に選ばれ喜ばれるようしっかり目をそろえて出荷してほしい」と話しました。市場関係者は「とよたの梨は高品質で味がよいと今年も小売店の評価は高い。良い仕上がりなので、力を入れて販売につなげたい」と話しました。
 梨「愛宕」は平均1キログラムにもなる超巨大果で、果肉が柔らかく甘みと酸味が調和しみずみずしいのが特徴です。日持ちがよいため冬の贈答品としても人気が高いです。今年は、11月6日に重量を競う「ジャンボ梨コンテスト」を開催するほか、12月初旬にはアメリカでも販売する予定で、豊田のジャンボ梨「愛宕」のブランド化を図り、農家所得向上を目指します。また、JAあいち豊田のネットショップ「MEKIKI」でも販売します。

 豊田市猿投・上郷地区の生産者で組織される梨部会は42人が所属し、合わせて25.3ヘクタールで梨を栽培しています。今年は、贈答用の化粧箱7,000ケースと平箱5,000ケースを12月中旬まで出荷する予定です。

写真=出荷規格を確認する部会員ら