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第23回ジャンボ梨コンテストで優勝した梨「愛宕」が初セリで50万円/JAあいち豊田梨部会

2023.11.06

 JAあいち豊田梨部会は11月6日、豊田市高崎町にある豊田市公設地方卸売市場で晩生品種の梨「愛宕」の重量を競う「第23回ジャンボ梨コンテスト」を開きました。20点の出品があり、最高位の愛知県知事賞は、豊田市乙部町の梅村和也さんが受賞しました。梅村さんが出品した梨は、重量2.954キログラム、胴回り58.5センチメートルで、コンテスト終了後に豊田市公設地方卸売市場の競りにかけられ有限会社マルシン青果が50万円で競り落としました。梅村さんは「思いを込めて作った梨が1位を取れて嬉しい。努力が報われた」と話しました。
 コンテストは梨部会で梨「愛宕」を栽培する生産者のうち20人が各1点を出品し、梨の重量で順位を決め、重量が同じ場合は胴回りのサイズが大きいものを選びます。豊田市役所農政企画課と愛知県豊田加茂農林水産事務所の職員らが重量と胴回りを測定しました。
 ジャンボ梨コンテストは、日ごろ高品質な梨作りを目指す部会員が、梨「愛宕」の重量を競うことで生産技術の向上を図り、来季に向け一層生産意欲を高めることが目的です。毎年、出荷が始まるこの時期に開いています。
 豊田市は県下有数の梨産地です。JA梨部会は、豊田市猿投・上郷地区の生産者で42人の農家が所属し、合わせて25.3ヘクタールで8品種の梨を出荷しています。今年は、全品種で約400トンの梨の出荷を予定しています。

 

 

写真=重さ2.954キログラムの梨「愛宕」で優勝した梅村和也さん