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冬野菜の代名詞ハクサイ/大玉傾向で出荷スタート/JAあいち豊田白菜部会

2023.11.08

 JAあいち豊田猿投白菜部会は、11月8日から本格的にハクサイの収穫、出荷を始めました。今年は、9月末まで続いた高温と少雨で生育への影響が心配されたが、その後は天候に恵まれ順調に生育が進み、平年並みの出荷開始となりました。収穫は、12月に最盛期を迎え、翌年1月中旬まで続く予定です。
 豊田市上原町の畑では、猿投白菜部会の株式会社上原農園が早生品種のハクサイ「ゆめぶき」の収穫作業を始めました。収穫は、包丁を使って一球一球丁寧に切り取り、サイズごとに段ボールに詰めていきます。鮮度を保つため市場が休みの日以外は、収穫したその日にJA猿投営農センターに持ち込んでいます。豊田市と名古屋市の市場に出荷され、スーパーなどの店頭に並びます。上原農園の鈴木晴道専務は「夏の暑さで病害虫の防除が大変だったが、しっかりと管理をしたことで、例年に比べて大玉のハクサイが収穫できた。寒暖差で甘みののった地元産のおいしいハクサイを味わってもらいたい」と話しました。
 猿投白菜部会は、13戸の農家が約7.65ヘクタールで「黄ごころ」「きらぼし」などの黄芯系品種を中心に栽培しています。厳選された品質の良いハクサイとして市場の評価も高いです。今年度は、645トンの出荷量を見込んでいるます。

 

写真=ハクサイの収穫作業をする部会員