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ジネンジョ初出荷/天候に恵まれ高品質/JAあいち豊田旭自然薯組合

2023.11.10

 JAあいち豊田旭自然薯組合は11月10日、豊田市旭地区で栽培するジネンジョ「夢とろろ」の出荷を始めました。今年は、夏の暑い日が続き病害虫などの影響で生育が心配されたが、強風でツルが折れる被害も少ないです。その後は適度な雨など天候に恵まれたことで品質の良いジネンジョとなりました。
 初出荷となるこの日は、豊田市小渡町のJA旭営農センターに旭自然薯組合員が収穫したジネンジョ260キログラムが出荷されました。旭自然薯組合が栽培するジネンジョ「夢とろろ」は、愛知県農業総合試験場山間農業研究所が育成した品種で、天然と変わらない強い粘りと食味が良いのが特徴です。パイプ栽培でまっすぐ伸びたきれいなジネンジョは、消費者から好評です。
 旭自然薯組合の堀正利組合長は、「今年はむかごの量は少ないが、その分イモに養分が行き届いたことで、ひとまわり大きなジネンジョがたくさんできた。多くの人に食べてもらいたい」と話しました。
 旭自然薯組合は33戸の農家が所属し、あわせて160アールのほ場でジネンジョ「夢とろろ」を栽培しています。昨年は2.4トンを出荷し、今年は2.6トンの出荷を予定しています。旭自然薯組合のジネンジョは、旭営農センターで直販し、お歳暮などの贈答や地元飲食店などで使われます。JAあいち豊田ネットショップ「MEKIKI」でも販売しています。

 

 

写真=ジネンジョ「夢とろろ」を出荷する組合員