ＪＡあいち豊田が主催し、豊田市・みよし市などが後援する「わたしの好きな農作物」図画コンクールの入賞作品２９点が、翌年１月５日まで豊田市西町にあるＪＡ本店エントランスに展示されています。色鮮やかで生き生きとした作品に、来店者は足を止め観賞しました。
　これはＪＡが取り組む食農教育の一環として、次世代を担う児童・生徒らに農業への関心と理解を深めてもらうことを目的に毎年行っているものです。今年で２２回目を迎えます。管内（豊田市・みよし市）の小中学校を対象に図画作品を募集し、今年は９９校から４,３９２点の応募がありました。９月には豊田市小坂本町にある豊田市美術館の高橋秀治館長と学芸員が子どもらの学年による描画力を考慮しながら審査しました。愛知県知事賞をはじめとする入賞作品２９点を決定しました。
　展示作品を見た来店者の１人は小中学生の描絵力に驚きを見せ、「絵に迫力があり元気をもらえる。どの作品もすばらしい」と話していました。事務局を務めたＪＡ総務部広報課の加納恵幸課長は「作品づくりを通じて、地域の農業や農産物に関心を持つきっかけになるよう今後もコンクールを続けていきたい」と話しました。
　入賞作品は展示のほか、ＪＡが製作する２０２４年のＪＡカレンダーに掲載され、ＪＡ組合員や利用者に配布しています。カレンダーは、子どもらが描いた農作物や農業風景で季節感のある仕上がりになっています。

写真＝子どもたちのポスターを楽しむ来店者