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みよしの風物詩/大根切干の出荷始まる/みよし市蔬菜園芸連合会秋冬作部会

2023.12.15

 みよし市蔬(そ)菜園芸連合会秋冬作部会は12月15日、みよし市三好町にあるJAあいち豊田グリーンステーション三好で大根切干の目ぞろえ会を開きました。今年は夏から秋にかけて気温が高く発芽に影響を及ぼしたが、その後は部会員の丁寧な管理によりダイコンの生育は順調です。12月中旬以降からの冷え込みで切干の乾燥が進み、品質が良いものを出荷できる見込みです。今年は昨年と同じく22日から出荷を始めます。
 この日は、部会員をはじめ愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課や市場担当者、JA職員ら合わせて14人が参加しました。市場情勢や他産地の野菜の情報を共有した後、出荷規格をあわせるため、部会員が持ち寄ったサンプルの大根切干をもとに、形状や色沢などを確認しました。また、加工途中や袋詰め作業時に起こる異物混入に関する注意点などを話し合いました。みよし市蔬(そ)菜園芸連合会秋冬作部会の原田俊明部会長は「みよしの風物詩とも言える大根切干。気候に左右されやすいが、品質の良いものを出荷できるよう今年もがんばりたい」と話しました。
 煮物やサラダへの需要が高い大根切干は、ダイコンを細切りにして天日干しで乾燥させます。天日干しする日を天気予報で確認しながら、白さが立つ大根切干を出荷できるように心がけています。今年は9戸の農家が4800キログラムを2月下旬まで出荷する予定です。

 

写真=大根切干の出荷規格を確認する部会員ら