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無病息災の願いを込めて/松平特産「春の七草」出荷/JAあいち豊田松平営農センター

2024.01.04

 豊田市松平志賀町にあるJAあいち豊田松平営農センターは1月3日と4日の2日間、1年間の無病息災と長寿延命を願う春の七草の出荷作業を行い、約26000パックを出荷しました。3日から出荷が始まり、産直プラザとJA管内の一部産直店舗や、豊田・名古屋・岡崎の市場から「松平の七草粥セット」としてスーパーなど店頭に並びました。
 今年度は、11月の異例な高温の影響で、規格以上に生育が進むことが懸念されたが、部会員の適切な栽培管理で品質は良好で、ボリュームのある春の七草に仕上がっています。
 この日は、春の七草を食べると良いとされる正月7日の朝にあわせて、6日の店頭に並ぶよう、JA職員やアルバイト合わせて各日約30人が出荷作業をしました。JAセリ・七草部会の部会員が持ち込んだ七草を、ベルトコンベアーを使い手作業で丁寧にパック詰めを行いました。JA松平営農センターの原田春信主幹は「部会員の丁寧な栽培管理でボリュームのある七草になっている。ぜひ手に取って食べてもらいたい」と話しました。
 豊田市松平地区はセリの販売が盛んなことから、1984年から「春の七草」を始めました。ボリュームがあり7品目のバランスが良いと好評です。セリ・七草部会は5戸の農家が所属し、合わせて約1ヘクタールで栽培し、七草パックのほか地元産米「ミネアサヒ」と合わせた「七草がゆセット」(1セット1750円<送料・消費税込>)の予約を昨年末に受付け、約800セット発送しました。

 

写真=丁寧にパック詰めをするアルバイトら