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就農率は8割越え/豊田市農ライフ創生センター修了式/JAあいち豊田

2024.02.09

 JAあいち豊田と豊田市が共同運営する豊田市農ライフ創生センターは2月9日、豊田市四郷町にある農ライフ創生センターで農作物栽培技術研修修了式を開きました。2年間で本格的に新規就農を目指す「担い手づくりコース」19期生24人と農業を楽しみたい人が1年間学ぶ「生きがいづくりコース」5期生9人が修了し、果樹農家として独立自営を2年間で目指す「桃・梨専門コース」4期生1人が3月で研修を修了する予定です。開講から20年で約700人が修了し、修了生の就農率は8割を超えます。
 この日は、修了生のほか、安田明弘豊田市副市長やJAあいち豊田早川信代表理事専務、農ライフ創生センター職員などが参加しました。安田副市長が出席した32人の修了生1人1人に修了証書を手渡しました。また、JA早川専務は、記念品としてプラスチック製の軽量バケツ「はかりマス」を贈り「農業の難しさや厳しさ、楽しさを学んだと思う。これからも経験を積んで、どんどん成長し農業に励んでほしい」とあいさつしました。修了生の1人は「家庭と農業を両立するために、たくさんのサポートをしてもらった。今後はお世話になった方へ農業を通じて感謝を伝えていきたい」と話しました。
 農ライフ創生センターは新たな農業の担い手育成と遊休農地の活用などを目的に2004年4月に開講しました。市内に3カ所の研修所を持ち、平坦地や中山間地など地域に合った農業が学べます。修了生には、希望者に就農後の農地斡旋や農機具の貸付制度などの手厚い農業支援を受けることができます。

 

写真=安田副市長から修了証書を受け取る修了生