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丁寧な現地指導で初出荷目指す/イチジク栽培指導会/JAあいち豊田いちじく部会

2024.06.04

 JAあいち豊田いちじく部会は、加入して1、2年目の部会員を対象に栽培指導会を毎年4回開いています。イチジクは苗木を定植してから2年目の夏が初めての出荷になります。JAは、部会員の熟練度に応じた栽培管理を手厚くサポートすることで、さらなる生産拡大を目指しています。
 6月4日は、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員とJA職員らが、今年度2年目となるみよし市明知町で栽培する倉橋貴大さんのほ場で栽培指導をしました。この日は、昨年3月に定植した樹の結果枝の選別やこれから行う誘引作業のポイントを中心に、肥料などの資材も説明しました。農業改良普及課の鈴木暁子技師は「順調に生育している。これから気温が高くなるので、かん水設備を整えて対策をしてほしい」と話しました。今後は2回のほ場巡回を経て、8月の出荷を予定しています。
 いちじく部会は、41人が合わせて6.1ヘクタールでイチジク「桝井ドーフィン」「サマーレッド」を栽培しています。昨年は名古屋市場などに約62トンを出荷し、今年も同量の出荷を目指します。

 

写真=栽培方法を熱心に聞く部会員