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高糖度で味ののった梨出そろう/品評会「梨の部」/豊田市農産物ブランド化推進協議会

2024.09.06

 JAあいち豊田と豊田市などで組織する豊田市農産物ブランド化推進協議会は9月6日、豊田市広路町にあるイオンスタイル豊田で豊田市農林畜産物品評会「梨の部」を開きました。JA梨部会が出荷ピークの梨「あきづき」を全15点出品し、審査の結果、豊田市乙部町の大澤真澄さんが金賞に輝きました。今年は小玉傾向にあるが糖度は高く味が濃いものに仕上がっています。
 この品評会は生産者がお互いに競いながら品質・生産向上を目指し、より良いものを消費者に提供するとともに地元農産物のPRと消費拡大を目的に開いています。
 この日は、愛知県豊田加茂農林水産事務所の職員や市場関係者など合わせて4人が審査員を務め、外観や糖度、食味などを厳正に審査しました。審査の結果、銀賞に豊田市乙部町の那須一徳さん、銅賞に豊田市乙部町の梅村和也さん、店長賞に豊田市舞木町の磯村嘉美さん、消費者賞に豊田市乙部町の梅村和也さんがそれぞれ輝きました。審査員を務めた農業改良普及課の山本三鶴主任は「今年の梅雨明け後の猛暑により、日焼けやハダニなどの影響に懸念があったが、生産者の努力で糖度が高く味ののった品質の良い果物が多数出品された。ぜひ豊田のおいしい梨を皆さんに食べてほしい」と話していました。
 受賞した梨はイオンスタイル豊田店店頭に展示され、その他出品された梨は豊田市高町にある障害者支援施設光の家に寄付されます。
 梨部会は40戸の農家が23.3ヘクタールで梨を栽培しています。今年は377トンの出荷を見込み、今後はジャンボ梨「愛宕」を12月上旬まで出荷する予定です。

 

写真=梨「あきづき」を丁寧に審査する審査員