JAあいち豊田山ごぼう部会は9月17日、は種後の生育状況などを確認するため部会員の畑を巡回する研修を開きました。山ごぼう部会は環境が違う平坦地域と山間地域で栽培しており、場所によって指導内容が異なるため別日程で研修を開いています。
この日は、部会員をはじめJA営農アドバイザーや愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員らが参加し、平坦地域にある5人の部会員のほ場を巡回しました。ヤマゴボウは発芽率が他の作物より低く水を多く必要とするため、発芽状況をよく確認しました。ヤマゴボウ栽培3年目の豊田市永覚町にある髙木宏道さんのほ場では、畝の高さや排水方法などのほ場の整備やおすすめのかん水資材をアドバイスしました。JA猿投営農センターの西川敬則さんは「排水対策と除草をしっかり行い、品質のよいヤマゴボウを栽培してほしい」と話しました。次回は10月中下旬に仮堀りをして11月の目ぞろえ会を経て出荷します。
山ごぼう部会は、28人の農家が約58アールで栽培しています。ヤマゴボウは漬物用として人気があり、需要が高いです。昨年は約2トンを豊田市場に出荷し、今年も同量の出荷を目指します。11月上旬に目ぞろえ会を開き、12月中旬ごろまで出荷する予定です。
写真=ほ場の状態を確認する部会員ら