JAあいち豊田柿部会は9月24日、豊田市四郷町にあるJAあいち豊田選果場で柿「太秋」目ぞろえ会を開きました。太秋は、歯ごたえのあるサクサクとした食感で、糖度の高いことが特徴の柿です。今年は8月に果樹カメムシの発生による影響を受けたところもあるが、天候にも恵まれ果実肥大は進み順調な生育です。26日から荷受けを始める予定です。
この日は、部会員や市場関係者、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員やJA職員などが参加し、部会員が持ち寄った柿をサンプルに、果径や赤色などを非破壊式の光センサーで数値を見ながら食味も確かめ、出荷規格を統一しました。柿部会の梅村釼二部会長は「カメムシの被害も見られるが、良いものを出荷できるように規格をしっかりと確認してほしい」と話しました。農業改良普及課の山本三鶴主任は「気温が高いと軟化しやすくなるため適期に収穫してほしい」と話しました。
柿部会8戸の農家が、301.4アールで柿「太秋」「富有」「次郎」「富士柿」を栽培しています。品種を変えながら11月下旬まで出荷が続き、今年は合計約5トンの出荷を目指します。また、柿部会では規格外品を加工用で買い取り「柿ようかん」などにして販売しています。農家所得向上にも力を入れています。
写真=出荷規格を確認する部会員ら