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柿の品質や作業効率向上を目指す/せん定講習会/みよし市果樹組合柿部

2024.12.19

 みよし市果樹組合柿部は12月19日、部会員を対象に柿のせん定講習会を開きました。せん定は、日当たりや風通しを良くし樹勢を一定にすることで安定的な収量を確保することと、作業性の向上が目的です。次作に向けて樹木の休眠期に講習会を開くことで、柿のさらなる品質向上と農家の所得向上に努めます。
 この日は、部員や愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員、JA職員ら合わせて27人が参加しました。講習会はみよし市三好町にあるみよし市果樹組合共撰柿部会の成瀬和義部会長のほ場で開き、農業改良普及課の鈴木暁子技師がせん定方法や冬にできる病害虫対策などを説明しました。その後、JA営農相談課の齋藤哲男専技がせん定作業で切り落とすべき枝を実践して指導しました。齋藤専技は「栽培作業効率の向上や日当たりを考えながら、将来を見越した樹木の管理をしてほしい」と話しました。みよし市果樹組合は柿の他に梨のせん定講習会も開きました。
 みよし市果樹組合柿部は、33人の農家が約5ヘクタールで柿「太秋」「富有」「陽豊」を栽培しています。今年は合計14トンの柿を出荷しました。みよし市で栽培する果実の総称を「甘みよし」と呼び、産地のブランド化にも力を入れています。

 

せん定作業のポイントを学ぶ部員ら