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現地指導で品質向上目指す/小麦青空教室/JAあいち豊田上郷営農センター

2025.01.20

 JAあいち豊田上郷営農センターは1月20日、上郷営農センター近くの上郷町にある農事組合法人桝塚会のほ場で11月中旬には種した小麦「きぬあかり」の「令和6年度小麦青空教室」を開きました。12月以降の気温が平年よりやや低く、少雨の影響で生育は前年より遅れ気味です。品質の良い小麦を作るため、今後の追肥や病害対策、雑草対策などを指導しました。
 この日は、小麦栽培農家や愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員、JA職員ら合わせて38人が参加しました。愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の上畑茜技師が気候や生育状況などを踏まえ、2025年産の栽培管理方法を説明しました。上畑技師は「早ければ2月ころから黄斑病や赤さび病、うどんこ病の発生が懸念される。初発を確認したら適期防除してほしい」と話しました。次回は2月20日に赤かび・赤さび対策、穂肥についての教室を開き、6月上旬に収穫を迎える予定です。
 JAあいち豊田管内では、うどんなどに加工される小麦「きぬあかり」とパンなどに加工される「ゆめあかり」を栽培しています。昨年は1150ヘクタールで、約3570トンをJAあいち経済連などに出荷しました。

 

写真=農家から栽培の質問を受ける上畑技師(右)