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ベテランから若手へ栽培技術つなぐ/ナス定植講習会/JAあいち豊田なす部会

2025.04.24

 JAあいち豊田なす部会は4月24日、豊田市上郷町にあるJA上郷営農センターでナスの定植講習会を開きました。これは、部会に加入して1、2年目の若手部会員4人を対象に、栽培初期の管理方法を学ぶことが目的です。
 この日は、部会員のほか愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員やJA職員など合わせて15人が参加しました。同農業改良普及課の伊藤緑専門員が資料をもとに説明動画を見ながら定植のやり方や病害虫の防除方法を伝えました。伊藤専門員は「例年、この時期に褐斑細菌病が発生している。初期防除が大切なのでしっかり防除してほしい」と話しました。その後は、豊田市畝部東町にある同部会の上畠智芳さんのほ場で定植の実技講習を開きました。ベテラン部会員の上畠さんが定植や支柱立て、誘引の手順やポイントを説明し、実際にやって見せました。若手部会員も一人ずつ実践し、質問しながら作業のポイントを細かく確認しました。今後は、ほ場巡回を経て6月中旬から出荷を開始する予定です。
 現在、同部会は44人の農家が約3ヘクタールでナスを栽培。出荷するナス「筑陽」はボリュームがあり消費者や市場からも好評で、豊田市の学校給食にも使われています。

 

 

 

 

 

 

 

 

写真=アドバイスを受けながら定植を学ぶ若手部会員