JAあいち豊田桃部会は5月19日、豊田市舞木町にある森安孝部会長のほ場で摘果講習会を開き、同部会員や愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員、JA職員など45人が参加しました。今年はひょうなどの悪天候にみまわれた時期もありましたが、その後の天候により果実の肥大は進み、生育はおおむね良好です。
この講習会は、袋かけ前の仕上げ摘果作業と今後の管理を学ぶもので、毎年この時期に開いています。同作業は余分な果実を早めに取ることで、玉ぞろいや肥大、糖度など、品質の優れた果実を安定的に生産するために行います。
この日は、同農業改良普及課の山本三鶴主任が摘果作業の注意点などを説明し、同JAの斎藤哲男専門技術員が実演しながら説明しました。同農業改良普及課の山本主任は「今年はカメムシの大量発生が懸念される。早めの袋掛けなど適期に防除を心がけてほしい」と話しました。
同部会は52戸の農家が57.6㌶で8品種の桃を栽培。6月中旬の早生品種「ちよひめ」を皮切りに、7月に主力商品「白鳳」を経て9月の「ゴールデンピーチ」まで出荷します。今年は約410トンを、豊田市・名古屋市・岡崎市・静岡県浜松市などの市場に出荷する予定です。
写真=摘果作業の説明を聞く部会員