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病害虫と乾燥に気をつけて/イチジク栽培研修会/JAあいち豊田いちじく部会

2025.05.29

 JAあいち豊田いちじく部会は5月29日、豊田市上原町にあるJA猿投営農センターで栽培研修会を開き、豊田・猿投・三好地区の部会員やJA職員など合わせて18人が参加しました。
 この日は、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の山本三鶴主任が資料をもとに今後の栽培管理の注意点などを説明しました。6月から発生が懸念されるアザミウマ類やカミキリムシ類などの病害虫防除方法を詳細に伝えました。山本主任は「今年は昨年より低温だが、定期的に雨が降り、発芽や生育は順調に進んでいる。今後は、乾燥に気をつけて適宜かん水を行ってほしい」と話しました。また、JAいちじく部会では昨年から接ぎ木を用いたイチジク栽培を試験的に行っており、研修会後にはJA猿投営農センターに隣接する豊田市農ライフ創生センターのほ場で試験的に栽培するイチジクを観察し、部会員らは意見を交わしました。今後はほ場巡回を経て8月の初出荷を予定しています。
 JAいちじく部会は、36人が合わせて約5.4ヘクタールでイチジク「桝井ドーフィン」「サマーレッド」を栽培しています。昨年は名古屋市場などに約61トンを出荷し、今年も同量の出荷を目指します。

写真=熱心に説明を聞く部会員