JAあいち豊田猿投西瓜部会は、スイカ産地の豊田市猿投地区で6月11日からスイカの出荷を始めました。今年は、4月ごろの着果が良好に進み、その後の適度な雨や日照もあり、出来は上々で甘みも十分のっています。昨年より大玉傾向と見込みます。6月下旬から出荷ピークを迎え、7月中旬までに約312トンを出荷する見込みです。
部会員が収穫したスイカはJA猿投営農センターで食味を確かめ、サイズごとに選別。スイカを手で軽く叩いて、響く音で空洞がないかなど実に異常がないかを確認します。同部会では甘いといわれる糖度11度以上のものしか出荷しないと基準を設けています。収穫したスイカは、豊田や名古屋の市場へ出荷し、愛知県内のスーパーで販売するほか、今月16日から営業するJA選果場の直売所や同JAネットショップ「MEKIKI」でも販売します。JA猿投西瓜部会の一野靖行部会長は「今年もおいしいスイカができた。シャリ感と甘みの強い『さなげのすいか』をぜひ味わってほしい」と話しました。
JA猿投西瓜部会は、7戸の農家が豊田市御船町・上原町・亀首町を中心とする猿投地区の約6㌶の畑でスイカを栽培します。主力のスイカ「祭ばやし777(スリーセブン)」は、食べた瞬間のシャリ感と高糖度で消費者に人気が高いです。JA猿投西瓜部会では、市場に出回るスイカが比較的少ない6月上旬の出荷開始をねらい、まだ寒い2月下旬からビニールトンネルを使って栽培を始めます。
写真=収穫した「さなげのすいか」を軽トラックに積み込む部会員