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「とよたの桃」いよいよ出荷/「ちよひめ」目ぞろえ会/JAあいち豊田桃部会

2025.06.16

 県下有数の桃産地、豊田市猿投地区で栽培するJAあいち豊田桃部会が、早生品種「ちよひめ」の出荷を20日から始めることを決めました。今年の生育は、開花が遅れたことで昨年より4日遅れているが、病害虫被害はほぼなく順調です。
 6月16日には、豊田市四郷町にあるJA選果場で桃の早生品種「ちよひめ」の目ぞろえ会を開きました。部会員をはじめJAあいち経済連や市場関係者、JA職員など合わせて25人が参加。市場関係者が他産地の果物出荷状況を説明した後、部会員が持ち寄った桃のサンプルで形状や熟度などの出荷規格を確認しました。JA桃部会の森安孝部会長は「いよいよ『とよたの桃』のシーズンが始まる。出荷規格をしっかりと確認して、品質の良い桃を出荷してほしい」と話しました。
 JA選果場に集められた桃は、傷がないかなどを人の手で直接確認した後、光センサーを使い糖度などで選別し、大きさごとに箱詰めします。豊田市をはじめ、名古屋市・岡崎市・静岡県浜松市などの市場に「とよたの桃」として出荷します。
 JA桃部会は52戸の農家が57.6ヘクタールで8品種の桃を栽培。今回の「ちよひめ」を皮切りに、7月の主力品種「白鳳」を経て晩生品種「ゴールデンピーチ」が終わる9月中旬まで410トンの出荷を目指しています。主要品種は同JAネットショップ「MEKIKI」でも販売します。

写真=出荷規格を確認する部会員ら