JAあいち豊田甘長ピーマン部会は6月19日、豊田市松平志賀町にあるJA松平営農センターで甘長ピーマンの目ぞろえ会を開きました。部会員10人をはじめ、市場関係者とJA職員合わせて20人が参加しました。今年の生育は、晩の冷え込みなどで昨年と比べ半月ほど遅れていますが、例年通りの品質に仕上がっています。
この日は、部会員が持ち込んだ甘長ピーマンをサンプルに、果長や本数、曲がりや傷果の見方などの出荷規格を確認しました。今年は、市場への出荷の規格外となった甘長ピーマンを同JAが買い取る取組みを拡大し、部会員の所得向上を目指します。JA甘長ピーマン部会の山下国雄部会長は「今年もすでに猛暑日が続いている。農作業中の熱中症による事故は市内でも起きているため充分に気をつけてほしい」と話しました。また、参加者から市場関係者へ向けて「今後も農業を続けていくために、値段をなんとか頑張ってほしい」との声もあがりました。
JA甘長ピーマン部会は19人が、豊田市の中山間地域を中心に大振りで曲りの少ない「松の舞」を栽培しています。1袋150グラムと軽量で、1袋からJAへの出荷が可能なため、高齢者や女性でも取り組みやすいです。また、約4ヵ月に渡り出荷が見込めることも利点です。本格的な出荷は7月上旬を見込み、10月下旬まで約4トンを出荷する予定です。
写真=出荷規格を確認する部会員ら