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甘み・サイズともに良い/桃「日川白鳳」出荷/JAあいち豊田桃部会

2025.06.24

 JAあいち豊田桃部会が出荷する桃「日川白鳳」が出荷ピークを迎えています。今年は、生育がやや遅れたが、色・サイズともに良く、甘みも十分の桃に仕上がっています。JA桃部会では8品種の桃を栽培。全品種合わせて、約410トンの桃の出荷を見込みます。
 豊田市舞木町にあるJA桃部会の森安孝部会長の桃畑でも6月24日から早生の中心品種「日川白鳳」の収穫作業が始まりました。一つずつ丁寧に、形や大きさ、熟度などを確認しながら手作業で収穫しました。森部会長は「樹勢が強く管理が大変だったが、おいしい桃ができた。丹精込めて育てた桃を多くの人に食べてほしい」と話しました。
 収穫した桃は、JA選果場に運ばれ、光センサーを使って「糖度」「熟度」「着色」などにより選別されます。甘みのあるおいしい「とよたの桃」として地元豊田市をはじめ、名古屋市や岡崎市、浜松市などの市場へ出荷されます。27日からは同選果場の直売所などでも「日川白鳳」の販売を始める予定です。また、JAあいち豊田のネットショップ「MEKIKI」でも取り扱います。
 JA桃部会は、52戸の農家が合わせて57.6ヘクタールで桃を栽培。「ちよひめ」から始まった出荷作業は、7月に中心品種の「白鳳」などを経て、晩生品種の「ゴールデンピーチ」が終わる9月下旬まで順次出荷されます。

写真=丁寧に桃を収穫する森部会長