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外観・内容ともに良い/桃品評会で高品質な白鳳出そろう/豊田市農産物ブランド化推進協議会

2025.07.11

 豊田市農産物ブランド化推進協議会は7月11日、豊田市柿本町にあるフィールリスタ店で豊田市農林畜産物品評会「桃の部」を開きました。JAあいち豊田桃部会が、出荷のピークを迎える主力の桃「白鳳」を3玉1点とし、全18点を出品。糖度17.6度の桃が出品されるなど、外観・内容とも良い桃が出そろいました。厳正な審査の結果、春日井市の加藤明彦さんが金賞に輝きました。今年は4月の低温により開花が5日ほど遅れましたが、肥大は良好で病害虫被害も少なく高品質な仕上がりです。
 品評会は生産者の生産技術や品質の向上を目指し、より良いものをより安全に消費者へ提供し、農林畜産物の振興と消費拡大が目的。一般消費者が多く訪れる同店で行うことで地元農産物を知ってもらうきっかけを作ります。
 この日は、愛知県豊田加茂農林水産事務所の職員や市場関係者、フィールリスタ店店長らの4人が、外観や糖度、食味など全6項目を各10点満点で審査しました。結果、銀賞には豊田市舞木町の森安孝さん、銅賞には同町の森誠之さん、フィール賞には同市乙部町の那須一徳さん、消費者賞には金賞の加藤明彦さんが受賞しました。消費者賞選定のために多くの来店客が桃の試食をし、笑顔で大きくうなずく様子が見られました。審査した農業改良普及課の樋江井清隆課長補佐は「今年は梅雨が短く6月から30℃を超える栽培環境の中で、このような立派な桃が出品されたのは生産者の努力の賜物である。今後もより良い桃栽培に取り組んでいただきたい」と話しました。
 JA桃部会は52戸の農家が合わせて57.6ヘクタールのほ場で8品種の桃を栽培。ゴールデンピーチ」などの晩生品種が終わる9月中旬まで順次出荷され、桃のシーズンは続きます。

写真=厳正に審査する審査員ら